浮世絵の世界にようこそ!Welcome to UKIYOE

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浮世絵とは、

今回は、ふと浮世絵に興味が湧いたので少し勉強して見たいと思います。ものすごく暇な方だけお付き合い下さい。
江戸時代に成立した絵画のジャンルのひとつ。大和絵の流れを汲み、総合的絵画様式としての文化的背景を保つ一方で、当代の風俗を描く風俗画でその題材は、美人画、役者絵、芝居絵、名所絵、春画といったものから多岐にわたる。木版画の採用以前は量産できず、肉筆浮世絵しかなかった。はっきりした図柄と大胆な構図、影の表現を持たないこと等が表現上の特徴である。遠近法も取り入れられた。遠景の人物を逆に大きく描く北斎の「釣の名人」のように、意図的に遠近をずらされたものもある。また絵師による誇張や意図などを考慮する必要はあるが、描かれている風景や現在では変化・消失した名所、人々の生活や生業、文化などを伝える歴史資料としても活用されている。

北斎の「釣の名人」私には全然わかりません。。。

肉筆画は一点ものであり、名のある絵師によるものは高価であった。これに対して木版画は、同じ絵柄のものを多く摺り上げることができ安価で、当時の江戸時代の一般大衆もたやすく求められた。

謎多き浮世絵師、東洲斎写楽

東洲斎 写楽(とうしゅうさい しゃらく、とうじゅうさい しゃらく、生没年不詳)とは、江戸時代中期の浮世絵師。約10か月の短い期間に役者絵その他の作品を版行したのち、忽然と画業を絶って姿を消した謎の絵師として知られる。その出自や経歴については様々な研究がなされてきたが、現在では阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者斎藤十郎兵衛(さいとう じゅうろべえ、宝暦13年〈1763年〉 – 文政3年〈1820年〉)とする説が有力となっている。 とのことですが、この浮世絵はどこかで一度は見た気がする!?方も多いと思いますが写楽とは謎の多い人物だったんですねー。なぜ、この浮世絵だけが残り語り継がれたのでしょうか謎ですね。

人気・知名度ナンバーワンの美人画!?喜多川歌麿のビードロを吹く娘

数ある美人画の中で最も高い知名度と人気を誇る、喜多川 歌麿 の傑作「ビードロを吹く娘」。赤い市松模様の着物が印象的な本図は、当時評判だった町娘を描いた爽やかな作品です。
この作品で真っ先に目に入る華やかな市松模様の着物は歌舞伎役者の佐野川市松が身につけたことから評判となった模様。そして少女が手にしている物はビードロと呼び、別名をポッペンとも呼ばれるガラスで出来た舶来品の玩具。既に海外からの新しい風が庶民にまで伝わり出した時代の空気を感じさせます。(私もビードロを一度、吹いてみたいなー)
喜多川 歌麿 については浮世絵の黄金期に、美人画絵師として活躍しました。しかし、その生涯については、実はよくわかっていません。 寛政期に入り、評判の町娘や遊里の女性たちを魅力的に描き、浮世絵美人画の第一人者としてその名を知らしめました。 寛政の改革下、様々な表現の制約にも屈することなく、常に新しい表現手段を模索し続けましたが、文化元年(1804)、風紀取締りの処分(一説に入牢3日、手鎖50日の刑)を受け、その二年後にこの世を去りました。
名前と浮世絵は残っていても、本人の素性や人物像は伝えられていないのですね。そこも魅力の一つと言えるのではないでしょうか。

最後は、ゴッホにも影響を与えた!?歌川広重

名所江戸百景は、広重晩年の名作。安政3〜5年(1856-58)にかけてつくられ、全118 図からなる。彫りと摺りの絶妙な技を投入して描き上げたこのシリーズは広重芸術の有終の美をかざる大業である。
「大はし」は隅田川に架けられていた「新大橋」のことで、対岸に見えるのが、「あたけ(安宅)」の地である。ここには幕府の御船蔵があり、かつて御座船安宅丸がけい留されていたのでこの名がついた。激しく降りだした夕立に、傘やむしろをつけて足早に急ぐ人々の姿が印象的である。角度と濃さのちがう2種類の線で表現された雨が画面により一層の深みを与えている。本作は、《亀戸梅屋舗》とともにゴッホが模写したことでも知られる。

歌川 広重 江戸後期の浮世絵師。父は幕府の定火消であった。幼名は徳太郎。号は一遊斎、一幽斎、一立斎。13歳のとき両親に先立たれ家職を継いだが、間もなく歌川豊広に入門。1818年頃から作品を発表、初期は美人画と役者絵を制作していたが、1831年頃、斬新な色調の《東都名所》のシリーズを発表して風景画の分野に進んだ。その後《名所江戸百景》《東海道五十三次》などをはじめ、各種の江戸名所、諸国風景等の作品を残した。

ちなみに、ゴッホの模写はこちら


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日本の歴史、浮世絵ってすごい!

ここまで、お付き合いいただきありがとう御座います。
有名な浮世絵はまだまだ沢山ありますが今回はこの3作品に絞って勉強させて頂きました。どれも歴史があり、後世に語り継がれる理由のある作品だったと思います。
世界は広く、長い歴史の中でも絵画をこの世に残した偉人はたくさん居ます。浮世絵と言う日本独自の文化が生まれ世に知れ渡り長い時間をかけて今に伝わってきた事実はこの作品たちが証明しています。
私も日本人として実物を一度この目で見て見たいなーと思いました。漫画大国日本のルーツがここにあるのかも知れませんね。

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